2013年10月18日金曜日

ふつつかなる歴史 ~ジャムセッションに加わるまで~

まだ短いですが、忘れない内に自分のブルースハープとのつきあいの歴史を記しておこうと思います。

まったくの100%初心者が0から学び始めて(まだ数えるほどですが)なんと人前で演奏、歌を歌うなんてことになったわけですから、ここまで費やしてきた時間のスケール感はきっとこれから始める人に少しは役に立つのでは?と思ったわけです。

まったくのブルースハープ初心者ががはじめてブルースセッションに立つまでいったいどれくらいかかるのか??
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・洋楽曲は好き、詳しくはない
・でも、楽器経験はほとんどゼロ
・カラオケもあまり嗜まない
・舞台の上で歌ったことはない
・自分が演者というよりは裏方向き
・人見知りではないがどちらかというと引っ込み思案で内向的
・英語と暗唱は好き
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てな50代の男が・・・・、

●2009年11月:トンボのメジャーボーイ(C調)を買う。10ホールズを生まれて初めて手に。
○2010年 5月:初めてプロハーピストの演奏を鑑賞する。
●2011年 2月:師匠に習い始める。

ハーモニカを手にしてから15か月間独学です。浅見安二郎さんの本からはじまり各種教本、ネット情報などを漁りつつ。
結論から言うと一刻も早く先生に習った方がよかったと思います。

○2011年 6月:六本木のクラブで初めて人前で演奏する。
  ※いわゆる昔ながらのクラブですが知り合いの店でして。
     ピアノとドラムスの方がいて合わせてくれました。
○2011年 9月:初めてブルースセッションのステージに上がり、ちょっとだけ吹く。
  ※これはセッション主催者の計らいで初心者に体験させたものなのでカウントに入りません
●2011年10月:師匠の指導の下、ライブハウスで一曲通しで演奏
  ※あらかじめ決まっている曲に伴奏が合わせてくれました。
●2011年11月:市ヶ谷のシャンソニエで一曲通しで演奏する。
  ※ピアノ伴奏で曲はあらかじめ渡してあるタイプです。
   ここでは歌も歌いました。

ここまでの先生に習い始めてからの11か月生演奏環境に少しずつ慣れてきているのがわかります。
飛び入りのセッションではなくお膳立てされた環境だったり身内が観客だったりなど条件的にやや緩めの場での試し演奏などで少しずつ。
この過程で本やウェブなどで予習したセッションの作法みたいなものを実地で観察しているわけです。
たとえば曲の打ち合わせ、カウントの仕方、ブレーク合図の出し方やソロ回しの様子など。
見ている分にはなるほどぉなんてもんですが、実際に自分でやれなんていわれてもね、といった状態。


○2012年 5月:本格的なブルースセッション初見学

 参加する勇気なし……。

●2012年 7月:上記の店で初めてセッション参加
  ※3曲体験しましたがボロボロでした。

ここで一つ橋を渡りました。よちよちと。
度胸を「しごく」為にひとりぼっちで出向きました。知り合いもいません。
ここに至るまで最初から2年9か月かかっています。(先生に習ってからは1年半

途中、実際に人前で通しで曲演奏を二度経験しての流れです。
その二度は自分がメインで曲も決まっていてバックバンドも心得た人たちですが、今回は見知らぬ人々。
度胸もないこともありフロントをとらず(要するにボーカルをやらなかった)、ソロ回しとバッキングだけです。

○2012年 8月:一曲通しで演奏(これもあらかじめ曲は決まっているタイプ)
○2012年 9月:知り合いにバンドを結成してもらいました。あたし以外はみな上手です。
○2012年 9月:ライブハウスのハウスバンドとのセッションで一曲
○2012年11月:バンド練習、初スタジオ(以降月一回ベースで)

バンド結成は、またひとつの契機です。ギター好きの友人に趣味を打ち明けたところ彼もブルース好きと判明。彼を通じて残りのメンバーを集めてもらいました。
彼らは長年演奏をしてきているのでとにかく何から何まで勉強になります。
またカラオケボックスではなくスタジオを使うので機材の勉強もできます。

○2012年11月:ライブハウスのハウスバンドとのセッションで一曲
●2012年11月:早稲田近辺のシャンソニエで一曲演奏。(ピアノ伴奏で歌付き)
○2013年 1月:ライブハウスのハウスバンドとのセッションで一曲
○2013年 5月:ライブハウスのハウスバンドとのセッションで一曲
●2013年 8月:師匠の指導の下、ライブハウスで一曲
○2013年 9月:ライブハウスのハウスバンドとのセッションで一曲

上記、わざわざ「ライブハウスのハウスバンド」と明示したのは、やはり見ず知らずの方たちではなく多少甘えていいプロのバンドの方たちにお世話になっているという意味です。
また「シャンソニエ」というのは耳慣れない言葉かと思いますがシャンソンを演奏するライブハウスのことです。 あたしはシャンソンは嗜みませんで、たまたま会場がシャンソニエだったというだけです。

●2013年 9月:異なる店で本格的なブルースセッション参加

前回の本格セッション参加からまた1年2か月も経っています。

これだけ間遠いのは、前回の体験がいろいろな意味でいまひとつだったのもありますが仕事の関係で早めの時間になかなか出向けないという制約が大きかったと思います。
(本当に行きたかったら万難を排するのでしょうけど、心理的にあれこれ理由をつけてでかけなかったというのが真実かも)

この日は二曲やらせていただきました。今回は二回ともフロント。
これは、バッキングですと知らない曲の場合演奏できないかもしれない恐怖があります(笑)のでフロントだったら自分の知ってる曲ですからなんとかなるだろうという小物根性でございます。
このあたりの失敗談やら反省点などもいずれ書きたいと思います。

この日は友人に介添えしてもらいました。腰抜けです。
また年月を少し重ねたせいかお店で知り合いに遭遇しました。
この辺りのリラックス感には大分すくわれました。
この年月で多少顔もできてきた? というよりマーケットがめちゃくちゃ小さいのでしょうね(笑)

こうしてみますと2012年から13年にかけて人前で演奏や歌の機会がグっと増えているのがわかりますね。

この時点で学び始めてから足掛け4年目に入っています。
この辺りをようやくセッションに参加できると仮置きさせていただきますと丸めて

約3年半でジャムセッションに細々、さびさび、こわごわ下手なりに参加できるようになる。
でいかがでしょうか?
長い?意外と早い?
あたしの感覚的には早いというか、気が付いたら経っていたという感じです。
「今、今日」という日から愚直にスタートしストイックな日々をすごすとアっという間という・・・。

○2013年10月:近所に練習スタジオを見つけたので会員になって個人練習実施。

一人で音楽スタジオですよ。不良っていうんですか。
マイクは既に四本。何本買ったって上手にならないってのにね(笑)
エフェクターも3個ですよ。
衣装の方は特にないですがハット(つば付き帽子)をいくつか購入しました。

今月、あるお店でインストと歌曲の二曲やらせてもらうことになっています。事前に曲を提出、ピアノ伴奏なので既述の「甘い」環境ですがお客さんの数は多いので度胸訓練にはよいです。
一方、ハーモニカやブルースに詳しくない方々なので当方の緊張感はその分、割引されます。

先生やアダムの教えにある『ある段階になったら巣から出て街に繰り出せ』との言葉通りですね。

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