2018年6月28日木曜日

『一人旅の友は自由』~孤独な鳥の条件~(1/3)

近年、自分の孤独性(solitude)について自覚することが多いです。
(『ひとりメシの話』)

現役時代には、それなりに会社や社会にしたがってほどほど過ごしてきましたが、まるで論語でいう70歳のように「心の欲するところに従って則を超えたい」なんて思い始めているなと。

いまだに同じ職場で働いている身ですが、現役時代では付き合いで顔を出していた社交関連や夜の誘いについてはいろいろ理由をつけてパスするようになってきました。
健康問題もあるし、お酒に時間使うくらいならハーモニカの練習の方が大切だしね。

また周囲も事あるごとにあたしが自分の孤独重視キャラクターを訴えてきたせいか彼らも尊重してくれているようでありがたいことです。

孤独性は自由で時間も好きなように使えるのでメリットはあるのですが、逆に自分がどこにも所属していないような感覚にもなります。

自分のベースが職場でもなければ家庭でもない。友人たちでもなければ趣味の集まりでもない。
寂しい( loneliness )というのとも違う、どちらかというとアイデンティティの問題のような感覚。
ごくごく平凡なあたしが感じている感覚だからたぶん全部の人間が持っている感覚なのかもしれません。

そもそも、どこかにどっぷりと所属したくないわけなのだから所属してなくて結構なことですが、人はどこかにコアとなるホームグラウンドが必要なのかなとも思う時があります。(それは過去の自分かもしれないし)
いずれにせよ、なんだかんだいって人は一人では生きられないわけですから。

とかつらつら考えていたらPBSニュースの連載企画で毎回ゲストが「My Humble Opinion(私の素朴な意見)」という短いスピーチをするコーナーでぴったりの話題がありましたのでご紹介したいと思います。

最初にMC(ジュディ)が紹介して、本人(ステファニー・ローゼンブルーム)、最後にジュディがまとめ、となってます。

素晴らしいトークだったので訳したんですが、あたしの素人訳になると全然雰囲気が伝わりませんがご容赦を。

(続く)

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