2018年6月20日水曜日

TOEIC体験記(8)

■各パートの感想と攻略方法

●パート1・2

パート1と2で一番苦労したのは、(オーストラリアを含む)ブリティッシュ系英語の聞き取りと、独特の「言い換え」(パラフレーズ)でした。
「言い換え」は、例えば「洗剤」をテーマにした日本語だとこんな感じ。

○設問:家の”台所洗剤”がなくなったのでスーパーで買おうと思っています。
○正解の選択肢:話し手は、小売り店で”家庭用の液体石鹸”を買う予定だ。

間違いを誘発するために持って回ったような言い回しがパート1・2に限らず3・4とやたらと登場します。

勉強を始めた当初は戸惑いましたが、消去法(明らかに間違っているもの以外を正解とする)と併用することで後半は”英語発音”への慣れもあってあまり悩むことはなくなりました。
この経験で反省し、今はBBCのポッドキャストも聞くようにしています。

●パート3・4

◎設問先読みとリテンション(記憶)

このパートは、あたしの一番の悩みでした。

設問の元となる会話やナレーションを聞いて、その内容に沿った設問が各ナレーションに対して3問出ます。

さて、やってみますと、TOEICに独特の用語に慣れてしまうとナレーターがプロということもあってリスニング自体はまったく問題なく、100%隅から隅まで聞き取ることができるのですが、設問の段階になるとすっかり何を聞いたのか忘れているのです(笑)

考えてみると、あたしは普段から人の話を聞き流すところがありますからね~。
おそらく、同じ問題を日本語でやっても同じように答えられないと思います。

そこで知ったのが、TOEIC受験ベテランの方々には常識だと思われる「設問の先読み」というテクニックです。

パート1の説明が行われている時に、パート3の最初の設問(設問32~34)を先に読んでナレーションでおさえるべきポイントを把握しておくというテクニックです。

たとえば、ナレーションで買い物の値段を言っていても値段を問う質問がないとわかっていれば、そこは気にせずスルーしちゃっていいわけです。

その変わり、「値引きする品物はなにか?」という設問があるなら、ナレーションでそこが出るところを聞き逃さず、解答を記憶に刻む必要があります。

ところが、ここで首尾よく答えをAとかBとか頭に刻もうとすると、頭がある種の考え事状態に入るので次の設問に対応するナレーション部分を聞き逃したりする間抜けな現象が発生します。(あたしだけかもしれないですが)

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