2006年5月23日火曜日

ジェーンの太極拳ワークショップ


太極拳。
これぞあたしの生き恥「半可通」にもっともふさわしいテーマではないでしょうか。

始めたのは、1979年の夏休み。それから約11年ほど集中してハマりました。その後は、仲間との合宿(=懇親会)にでかける程度でここしばらくは気はあっても体を動かしたことがありません。

79年。学業に熱心(ほんとうです。ハマってました(笑))だったせいか、ひどい肩こりに悩まされるようになっていました。クラスで一番親しかったTim S.に相談したところ、

「それには、t'ai chi chuanがいいと思うよ?」
「t'ai chi chuan?! なに?それ?」
「こういうものだ。」と身振り手振り。

ん?それはひょっとすると太極拳というものではないだろうか?名前ぐらいは聞いたことがあるけど。

「実は。何を隠そう。俺のお袋は太極拳の先生なのだ。毎週、木曜の夕方、お袋の家で教えているから習ってみないか?」
あたしは、Tim が勧めてくれるものはなんでも歓迎だったので早速、お袋さんのジェーンに紹介してもらい入門しました。

ジェーンは、サンフランシスコで暮らしていたときに彼女の師匠に出会い、太極拳にハマったそうです。
あいにく手元に本がないので、その師匠の名前を記せな いのですが中国系のアメリカ人で舞踊(コリオグラフィー(choreography))が本業の人でした。(西野バレエに通じるものがありますね)

ジェーンの教室では、毎回数ステップずつ型(套路といいます)を習います。
全体は相当に長いものなので本当にわずかずつ。レッスンの合間に休憩時間があって、みなで車座になり「老子」を読みます。「老子」を読んじゃうところがいかにも白人文化ですよね。

徹夜続きの学業に本当に疲れていた自分にとって身体を動かすことは喜びでした。すっかり太極拳が好きになってしまい夢中で覚えました。
ですが、わけあって全ステップのちょうど中間まで覚えた(といっても形だけ)ところで急に日本に戻ることになりました。

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