2012年12月16日日曜日

Like a rolling stone (4)

軽いネタのつもりで書き出しのですが、意外と長尺になってしまいました。

覚えにくく歌いにくいディランの歌ですがプロのシンガーたちも憧れる(?)曲らしく数多くの人たちがカバーしていますが、フレーズの区切りでは結構苦労しているようです。

例に出した2番をまた引き合いに出します。
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You've gone to the finest school all right, Miss Lonely
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これは1行目です。

ミック・ジャガー版では、下のようになっています。
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Yeah, you went to the finest school all right, Miss Lonely
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まず、調子を整えるために歌い始めに「Yeah!」を入れて休みの代わりにしてノリを作っています。
また「いい学校出てんだよな」の部分は、原曲が「現在完了形」であったのを過去形にしています。
実際に歌ってみますと、wentの方がはるかに歌いやすくまた覚えやすいです。

他にも随所に歌詞の工夫がありますので興味のある方は研究してみてください。
ミックが工夫したのか、彼らがディランの歌をうたうために非常に知的な活動をした後がうかがわれます。

また、ストーンズ版、Dr.John版では、3番を省略してハーモニカのソロを入れています。
3番(召使に運転させて高級車に乗っていたよね)、4番(社交界に出入りしていい気になっていたよね)は、歌詞がこんがらかっていて特に歌いにくく、一個減らしてくれたストーンズの英断に感謝です。

(つづく)

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