2015年7月28日火曜日

バベルに暮らす

この年(50代後半)になって、今さらですが結局人と人は言葉を交わしていても本当は理解しあえないのではと思い始めています。

ここ数年、職場内で打ち合わせをしているとあたしたちはなんだか「バベルの塔」で暮らしているのではなんて思うできごとが頻繁にあります。

お互いに対話をしてるのだけど、実は通じてなくて、自分が理解したいようにだけ聞いている。

世界で起きているすべてのことは自分の頭の中で起きていることなので、時には相手の言うことを聞き逃したり、はたまた聞きたくなかったり、居眠りしていたり、自分の言いたいことだけしゃべってたり。ポイントのとらえ方が間違っていたり。

さて先日、家人が何を思いついたのかあたしの靴下をついでに買ってくるというので夏物を頼みました。仕事着に切るものなので「こんな色のもの」と既存の品物を見せて頼みました。
この色味については以前から足りないと言っていたので頭の片隅に残っていたのでしょう。

ところが何を考えているのかまったく不要な色味の靴下が入っているセットものを買ってきました。
ことほど左様に夫婦ですらコミュニケーションは成り立たない。

前に「Music for masked worker」という記事に書きましたが、唯一、音楽ぐらいが理解しあえるツールなのかもです。

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