今日、先輩とお昼にハンバーガ食べた後、なぜか話題が「一盗二婢」に展開(笑)。
先輩は、上品な方なので初めて聞く「ことわざ(?)」だったそうで、下世話なあたしから詳しく教えて差し上げました。正式には、「一盗・二婢・三妓・四妾・五妻」といいまして。
ネットで調べても由来はよくわかりません。
こんな具合に調子のよい慣用句ってのがあるもので、タイトルに書いた「一姫二太郎」なんてのもありますな。
筒井康隆先生が「一姫二太郎三なすび」という慣用句作られたのを思い出します。
のっけから下品な話題でしたので口直しを記します。
「江戸しぐさ」ってしってますか?
ま、本が出てますので詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、要するに江戸時代町場のひとたちの間で行われていたある種のエチケットのことだそうです。路地行き交う人の道の譲り合いとか、あいさつとかいったものですが範疇を広げると子供の教育なんかでもためになるものがあります。
「三つ心(みつごころ)、六つ躾(しつけ)、九つ言葉、十二文(ふみ)、十五理(ことわり)で末決まる」
三歳までに素直な心を育て、六歳になるとその振る舞いに節度をもたせ、九歳では人様の前でも恥ずかしくない言葉遣いを覚えさせ、十二歳ではきちんとした文章が書けるようにさせ、十五歳にもなると物の道理がわかるようにしなければならない。ここで本人の行く末が決まる。(商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 (講談社プラスアルファ新書) より引用)
そうです。大したもんでしょ?
それに引き替えこちとら「一盗二婢」ですからね。
だらしないったらありゃしない。
追記)2016年6月3日
江戸しぐさの正体 |
その後、「江戸しぐさ」に関しては批判があつまり一時の勢いがなくなってきているようです。
学問的には問題があるのでしょうが、あまり目くじら立てるようなテーマでもないかなと思いますが。ま、おまかせします。
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