2016年6月24日金曜日

古屋の処理(5) ~事業計画~

契約の諸条件が判明したら次は、事業計画です。

収入は、例の月々の固定金額だけです。

土地が広ければ、空いている場所に自動販売機を置くという方法もあるかもしれませんが、あたしのお相手との契約では先方に自販機をおく権利があります。
不利な契約か?と思うかもしれませんが、実際には自販機をおくスペースはあたしの実家の土地にはありません。

また自販機事業をいろいろ調べてみるとなかなか厳しい様子も見えましたので基本的に見送りました。

支出は、初期費用と運用費があります。

■初期費用

○家の中の片付け関連:細々とした交通費とか通信費とか
○レンタル倉庫の初期費用
○倉庫への移動関係
   少しずつ自分で運ぶためお交通費や大物をまとめて頼む運送費
   あたしは後者を「赤帽」に頼みましたので割と安く上がりました。
○解体費用 ※項をあらためます
○アスファルト工事費用 ※こちらも追って

■運用費

○レンタル倉庫の家賃 ※こちらも別立てで書きます。
○固定資産税
  建物がその年の1月に「立っていれば」、減免措置付きの従来の税金。翌年から増えるわけです。

ざっと上記の収支をエクセルで表にしていきます。

単月の収支を出して、次に累積の収支を出します。
単月は単純にレンタル倉庫費だけですので、固定資産税のある月以外はいきなり単黒になります。

しかし、あたしのケースでは累積赤字が解消するのには約4年かかります。
要するに商売としてはまったく成立する事業ではなく、なんとか固定資産税をカバーできればいいというだけで欲得とは別次元のものです。

とはいえ本格的な大型事業でもよく「三年目で単黒」なんて言ってるケースもあるのでまぁマシなのかもしれません。

いずれにせよ数十年も続ける事業ではありません。どこかで地所を売ってしまうか?
あるいはいつの日か、(あたしの時代にはありませんが)そこにまた建物を建てるのか?

そのころには人類はもういないかもしれません

0 件のコメント: